お釈迦様の人生をコマ割りで描いた漫画のような掛軸で、全三幅です。

コマごとに順番とタイトルが振ってあり、基本的に右から左に進みます。

例えばこちらは、若き日のお釈迦様(ゴータマ・シッダールダ)が、お城を出ていくシーンです。

第十六、夜半踰城(よわゆじょう)
夜明け前、馬丁の車匿(チャンナまたは、しゃのく)を引き連れ、名馬のカンタカに乗って、お城を出発。

第十七、車匿悲別(ちゃんなひべつ)
ツベリニ塔という場所で、自ら剣で髪を切りました。そして、持っていた宝珠、剣、宝冠、瓔珞(ようらく)をチャンナに渡して、これを持ってお城に戻るよう伝えるのです。自分はもう王子ではありません。城には戻りません!という表明です。

第十八、車匿還宮(ちゃんなかんきゅう)
チャンナが戻り、城で報告を受ける王様、お妃様、王子妃様は悲しみますが、お釈迦様の決意を受け入れるのでした。

という風にお釈迦様の生涯の重要シーンが絵になっています。

(※こちらの掛軸は常設展示ではありません。ご了承ください。)


参考文献  『平易に説いた釈迦一代記』 川口慧海著 慧文社